1985-10-08 第102回国会 参議院 建設委員会 閉会後第1号
御岳山中腹を震源とする直下型の地震により、濁沢川上流の中腹で御岳崩れと言われる大規模なのり面崩壊が発生し、三千六百万立米という莫大な土石が流出し、下流の王滝川本流を埋塞し、柳ケ瀬地区に天然湖をつくるとともに、氷ケ瀬地区までの間の谷間に二千百万立米の土石が堆積し、王滝川の河床を四十メートル上昇させて、左岸の林道王滝線を埋没させており、また下流の松越地区でも大規模なのり面崩壊等によって県道御岳大滝黒沢線
御岳山中腹を震源とする直下型の地震により、濁沢川上流の中腹で御岳崩れと言われる大規模なのり面崩壊が発生し、三千六百万立米という莫大な土石が流出し、下流の王滝川本流を埋塞し、柳ケ瀬地区に天然湖をつくるとともに、氷ケ瀬地区までの間の谷間に二千百万立米の土石が堆積し、王滝川の河床を四十メートル上昇させて、左岸の林道王滝線を埋没させており、また下流の松越地区でも大規模なのり面崩壊等によって県道御岳大滝黒沢線
それから三番目に、黒岩林道でございますが、これは中心地の松越地区から北方に延びまして御岳高原に向かう林道でございます。これは非常に決壊が甚だしいという状況でございまして、周辺の林道を迂回して御岳高原地区と結ぶという代替ルートの復旧をとりあえず急ぐということで、これについても早急に復旧工事に入りたいというふうに考えておる次第でございます。
まず一点が、県道御岳−王滝−黒沢線、東地区及び松越地区につきましてお伺いいたします。 第二点としましては、村道一号線及び上島−鈴ケ沢−滝越線につきましてお伺いいたします。 第三点としましては、王滝川本川の堆積土砂対策についてお伺いいたします。 第四点としまして、堆積土砂、上流の湛水池の対応についてそれぞれお伺いいたすわけでございますが、よろしくお願いします。
まず、砂防関係の事業でございますが、先ほど申し上げました砂防事業、それから松越地区等におきます地すべり事業、それから急傾斜地崩壊対策事業で対応するものもございますが、いずれにいたしましても、こういった関係の土砂災害に対しましては、再度災害のないように万全を期してまいりたいというふうに考えております。
それから、黒石林道でございますが、中心地の松越地区から北方にございます御岳高原との間を結ぶものでございますが、この林道は非常に被害が激しくございまして、これまた、周辺の林道をつないで代替ルートを確保するという観点から、早急に復旧工事に入りたいというふうに考えておる次第でございます。
それから、松越地区の復旧対策、それからその上流大又川の砂防対策でございますが、松越地区につきましては、災害関連緊急地すべり対策事業を実施いたしますとともに、地すべり激甚災害対策特別緊急事業の実施も検討いたしております。
松越地区の新大又橋の箇所でございますが、先生御指摘のように、既に取りつけ道路のところの工事をやってございます。現在、中部地建が所有しております応急組み立て橋を仮橋といたしまして架橋いたしまして、交通を確保することにしております。取りつけ道路関係並びに基礎関係、それに橋梁の組み立て、こういう段取りでやるわけでございますが、現在のところ約一カ月を予定してございます。